今回は、奈良県産業振興総合センターで行われたビジコン奈良2020について
紹介します。コンテストの様子をまとめたのでご覧になって下さい。
1. 開催情報
1) ビジコン奈良2020
①紹介
・学べ実践、生み出せ実業!新起業家時代
~奈良から始まる その想い~
②開催回数
・2012年から開催され、今回は9回目
③テーマ
「奈良創生」
・奈良県の課題解決、または奈良県の地域資源等の活用により、
奈良県の創生が期待できるビジネスプランを競って頂く
☆奈良県の地域資源
・奈良の地域資源(特産物・農林水産物・工業製品・
生産技術・観光・文化・人的資源など)が生産や仕入れ、
営業や販売、雇用等に活かされていること
④日時
・2020年2月8日(土)13:00~16:30
(年1回・2月)
2. 決勝大会までの道のり
・学生部門と一般部門に分かれて競われます
・二次審査を通過された場合に指定日時に、セミファイナル・決勝大会の
審査会場までお越しいただけること
・エントリーや事業計画などの相談は奈良県よろず支援拠点で行えます。
1) 一次審査
・書類審査
(通過された個人・チームは、事業計画書を提出すること)
2) 二次審査
・書類審査
3) セミファイナル
・プレゼンテーション審査
(通過された個人・チームは、ブラッシュアップセミナーに参加すること)
・会場: 奈良県産業振興総合センター 1階イベントホール
4) 決勝大会
・プレゼンテーション審査
・会場: 奈良県産業振興総合センター 1階イベントホール
4.決勝大会の様子と結果(学生部門)
・高校、大学、大学院、専門学校に在籍する25歳以下の学生の方
1) 知事賞
(A) 大和高田市立高田商業高等学校
「Let’s 好きっ! 焼きっ! プロジェクト」
・まち部が主催するプロジェクト
☆知事賞(最優秀賞)を獲得されたことは、大和高田市とまち部への快挙
(地元の誇り)
①目的
・学校で行っているすき焼きパーティをご家庭で味わって頂きたいから
・地元(大和高田市)を盛り上げて、地域活性化させるため
②方法
・すき焼きをレトルトにして販売する
(地元の商店・市の施設の協力して頂く)
・すき焼きを使って、地元(大和高田市)でイベントを開催して
地域の方々と楽しむ
・すき焼きレトルトを大和高田市の名産品として、全国の方々に
味わって頂き、大和高田市も知って頂く
2) 南都銀行賞
(A) 奈良市立一条高等学校
「ビニール袋の誤飲による鹿の死亡事故について」
①目的
・奈良公園の鹿がビニール袋を食べてしまっているから
・環境にやさしい袋を動物や自然を守りたいから
②方法
・動物が食べても大丈夫な袋を制作して販売する
(袋は米ぬか、インクは大豆)
・地元(奈良市)の企業に袋制作や宣伝に協力して頂く
・環境にやさしい袋を制作・販売して、さらに拡大できると
奈良の鹿や全世界の動物たちを守ることができる
3) 信用金庫賞
(A) 大和高田市立高田商業高等学校
「24時間休み時間!?非日常を味わう奈良宿泊客増加
プロジェクト ~宿坊!感動!・廃校!最高!~」
①目的
・宿坊や廃校を活用して奈良の魅力を感じてほしいから
・体験を通して、奈良らしい地域活性化させるため
(時間割を導入することによって、学校のような体験が味わえる)
②方法
・宿坊で体験してもらう
(精進料理、座禅、茶道、写経、散策)
・宿坊体験を通して、奈良の魅力を感じてもらう。お寺の
生活を通して、奈良の良さを体験できる
4) 特別賞
(A) 武庫川女子大学
「オーガニックコスメ古民家サロン」
①目的
・オーガニックコスメとして販売して、奈良県で栽培した
原材料の活用を広めるため
・空き家を活用して、地域活性化するため
②方法
・空き家を利用して、古民家でサロンやカフェを開いてサービスを利用してもらう
・奈良県で栽培した原材料を使って、オーガニックコスメを開発・販売する
・オーガニックコスメの開発・販売を通して、奈良の魅力を感じてもらう。
また、空き家を利用して地域活性化できる
4.決勝大会の様子と結果(一般部門)
・学生部門での年齢以外の方
①起業予定の方(奈良県で将来起業を検討している)
②起業して5年以内の方(奈良県で既に事業を営んでいる)
③業務転換や新規事業に進出する予定の方
(他府県で既に事業を営んでおり、奈良県への進出を検討している)
1) 知事賞
(A) miwamachinaka
「素敵な令和 未来の奈良『そうめん流し』文化を
三輪(奈良)から世界に発信」
①目的
・奈良に来て素麺を食べて、奈良を満喫してほしいから
②方法
・奈良に来て、流し素麺を食べて頂く
・奈良で成功すれば世界で成功する
2) 南都銀行賞
(A) FSAビジネス推進部会
「~手ぶらで体験~ 『Hands free』」
①目的
・外国の方に来て頂き、日本の文化に触れてほしいから
②方法
・Webシステムを使って、工芸体験をして頂く
・工芸体験を通して、奈良や日本の文化を感じてもらえる
(B) PORTEARTH
「奈良の良さを海外へ! 独自の越境EC支援システムを
使った海外販路拡大サービス」
①目的
・世界中の方々に日本の良さを広めて行きたいから
②方法
・Webシステムを通して、日本の伝統やポップカルチャーを
世界中の人に知ってもらい共有できるサービス
・世界中の方々に日本の伝統やカルチャーを知って頂けると
人の生活や心が豊かになる
(C) カガクテラス
「『科学脳』で拓く奈良県の未来」
①目的
・子供: 科学を使って、将来仕事で活躍してもらう
(カガクを楽しいと思ってもらう)
・高齢者: 科学を使って、健康寿命を延ばしてもらう
(カガクに触れて、生きがいを持って頂く)
②方法
・空き家を活用
(出張カガク教室、サイエンスカフェ、科学者の座談会)
・「カガク」は奈良の未来を「テラス」ことができる
3) 信用金庫賞
(A) 大和かぎろひ
「奈良県産大和当帰で女性の健やかな未来を『かぎろひ』からお届けする」
①目的
・自分が心身ともに病気になって苦しかったから
・専門的な勉強をして、大和当帰の効果を発見できたから
②方法
・大和当帰を使った化粧品など商品化して販売
・サロンで体験して頂く
・スクールを開講して学んで頂き、仕事について頂く
・奈良に来れば、大和当帰での治療が受けられてワクワクしてもらえる
・奈良県の名産品として、使って頂きたい
5. 会場
1) 奈良県産業振興総合センター
☆紹介
・中小企業の経営・産業技術を支援する施設
(地域の経済の発展を応援)
①1階・イベントホール
・プロジェクトを使用して、チームや個人で発表されます。
(A) アクセス
〒630-8031
奈良県奈良市柏木町129-1 奈良県産業振興総合センター内
◇最寄り駅
・近鉄 橿原線 西ノ京駅 改札口(徒歩:約20分)
「薬師寺の最寄り駅」
6. 主催者
1) 奈良県・ビジコン奈良2020運営事務局
①紹介
・奈良県成長志向起業家育成プロジェクトとして運営
7. まとめ
ビジコン奈良2020・決勝大会は、自分も応援と研究を兼ねて観覧しました。
学生部門では、一緒に活動している高田商業高校・まち部がプレゼンした
すき焼きプロジェクトが、知事賞(最優秀賞)を獲得されました。
快挙を達成されたのでとても嬉しいし、刺激になりました。また、
他の学生チーム、社会人チーム・個人の方々もコンテストに出場され、
奈良県がより一層発展するためのビジネスプランなどを発表されました。
すばらしいアイデアが多く、勉強になりました。
今後もすき焼きプロジェクトの活性化を祈願して、ビジコン奈良の発展も
お祈り申し上げます。